コーヒー豆を選ぶのに知っておきたい焙煎のこと

コーヒー豆は品種だけではなく、焙煎度合いや挽き方によっても風味が変わってきます。豆の個性を生かすように焙煎された豆は素材本来の酸味とコクが楽しめるのだとか。お気に入りの豆を見つけやすくするためにも豆の特性を引き出してくれる焙煎度合いについてみていきたいと思います。

焙煎度合い

段階	焙煎度	特徴
ライト (Light)	浅煎り	香りとコクはあまり感じす、飲用には適さない。
シナモン （Sinnamon）	浅煎り	香りは少し感じられるが苦味はほとんどない。豆本来の特徴を感じられる。
ミディアム （Medium）	中煎り	コーヒーらしい香ばしさとまろやかな酸味が感じられる。すっきりとした口当たり。
ハイ （High）	中煎り	豆の個性が出やすいスタンダードなロースト。爽やかな酸味とコーヒーらしい苦味を感じられる。
シティ （City）	中煎り	程よい苦味と酸味、コクがあり、バランスのとれた口当たり。
フルシティ （Full City）	深煎り	酸味が弱くなり、苦味が際立ってくる焙煎度合い。
フレンチ （French）	深煎り	深みのある濃厚な風味。コーヒーならではの苦味とコクが一層際立つ。
イタリアン （Italian）	深煎り	強い苦味と濃厚なコク。エスプレッソやカプチーノ向き。

コーヒー豆は焙煎する時間によって、色や味わい、香りが変化していきます。

焙煎による味わいの違いは、浅く煎ると酸味が残り、深く煎るほどに苦味とコクが増していきます。焙煎度は基本8段階に分類され、焙煎士はその豆の個性に合わせて焙煎度を調整していくそうです。ただ、お店によって焙煎度の分類の仕方が若干異なることもあるようです。豆の色味をよく観察しておくことも、次にコーヒー豆を選ぶときの参考になると思います。

また、お店で美味しいと感じるコーヒーと出会えたら、銘柄だけでなく焙煎度も合わせて聞いておくと、自分の好みが見つけやすくなるかもしれませんよ。