基本のハンドドリップの淹れ方

コーヒーは、使う道具や淹れ方で味が変わってきます。ただ、自分好みのおいしいコーヒーを淹れるために、まずは基本の淹れ方を知っておくとよいと思います。

Contents

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<li><a href="#toc1">ペーパードリップ</a></li>
<li><a href="#toc2">基本の</a><a href="#toc2">比率</a>
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<li><a href="#toc2-1">コーヒーカップ1杯分</a></li>
<li><a href="#toc2-2">マグカップ1杯分</a></li>
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<li><a href="#toc3">淹れ方</a>
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<li><a href="#toc3-1">ドリッパー、サーバーとカップを温める</a></li>
<li><a href="#toc3-2">ペーパーフィルターを折る</a></li>
<li><a href="#toc3-3">ペーパーフィルターをドリッパーにセットする</a></li>
<li><a href="#toc3-4">コーヒー粉を入れる</a></li>
<li><a href="#toc3-5">蒸らす</a></li>
<li><a href="#toc3-6">淹れる</a></li>
<li><a href="#toc3-7">混ぜる</a></li>
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ペーパードリップ

  • ドリッパー
  • サーバー
  • ペーパーフィルター
  • コーヒー粉
  • ポット
  • コーヒーカップ

これさえあれば、あとはとりあえず淹れてみましょう。まずは基本となるお湯とコーヒー粉の比率から。

基本の比率

コーヒー豆の種類や焙煎の度合いよって変わってきますが、基本となるお湯とコーヒー粉の比率は、お湯100cc(100ml)に対してコーヒー粉6〜8gくらいです。粉の量に幅があるので、お好みに合わせて調整してみてください。

お湯100cc
コーヒー粉6〜8g(好みの濃度で)

コーヒー豆を選ぶのに知っておきたい焙煎のこと

コーヒーカップ1杯分

基本の比率をもとに、コーヒーカップ1杯分(150cc)を淹れたいときは、お湯150ccに対して、粉は9〜12gがおすすめです。

お湯150cc
コーヒー粉9〜12g

マグカップ1杯分

マグカップ1杯分(250cc)なら、お湯250ccに対して、粉は15〜20gくらいです。

お湯250cc
コーヒー粉15〜20g

淹れ方

ドリッパー、サーバーとカップを温める

ドリッパーにサーバーをセットして、お湯を注いで温めておきます。最初に温めておくことでコーヒーが冷めにくくなります。このとき、コーヒーカップも一緒に温めておきましょう。

温める用に使用したお湯は、コーヒーを抽出する前に必ず捨ててください。

ペーパーフィルターを折る

  • 円すい型
  • 台形型
  • ウェーブ型

フィルターの形にもよりますが、フィルターに綴じ目がある円すい型や台形型の場合は、綴じ目の箇所をしっかりと折り曲げます。台形の場合はサイドと底の綴じ目を互い違いに折り曲げます。

同じ方向へ折り曲げてしまうとドリッパーにフィットしなくなるので注意しましょう。

ペーパーフィルターをドリッパーにセットする

次に、ペーパーフィルターをドリッパーにセットします。セットしたら「フィルターを濡らす」か「フィルターを濡らさない」かで分かれるところではありますが、フィルターを濡らすことをリンス(湯通し)といいます。メリット・デメリットはそれぞれにあるのでここは好きな方で。

リンスする場合は、この段階でドリッパー・サーバーを温めればいいと思います。

コーヒー粉を入れる

ペーパーフィルターにコーヒー粉を入れたら、ドリッパーを左右に揺らして表面が平らになるようにします。

蒸らす

コーヒー粉全体にお湯が染み込む程度に優しく・丁寧に注いで、20〜30秒ほど蒸らします。

このとき、コーヒー粉がモコモコと膨らむことがあります。これは、コーヒーに含まれる二酸化炭素、「炭酸ガス」が放出されるためです。このガスは抽出の邪魔になってしまうので、しっかりと蒸らしてガスを放出させておきましょう。

淹れる

蒸らしの時と同じように、お湯の注ぎ方は優しく・丁寧にが基本です。3回くらいに分けて、お湯を注いでコーヒーを抽出していきます。注ぐときは、中心から外側に向かって円を描きながら、全体に行き渡るように。

最初のお湯が全部落ちきる前に、次のお湯も同じように注いでいきます。あとは同じ要領で、抽出したい分量まで繰り返します。

混ぜる

最後に軽く混ぜて、コーヒーの濃度を均等にしてからカップに注ぎます。味が均一になるのでおすすめです。


よりおいしく淹れたくなったら、コーヒーミルを使って豆を挽いたり、スケールで重さや時間を測ったり、サーモメーターでお湯の温度をきちんと計って淹れてみるなど、こだわるポイントを増やしてみることをおすすめします。

私は以前、コーヒーの淹れ方は難しいと感じていました。本やサイトを見ていると色々な情報が載っているし、淹れ方や時間、コーヒー粉の分量が様々だったりするので、何が正解なのか分からなくなってきました。

正解が分からないので、深く考えることをやめてみました。きっと、正解はないのです。自分がおいしいと思えるコーヒーを自由に楽しんでよし。

ただ、コーヒー豆を買った時にお店が添えてくれる、「淹れ方のレシピ」なようなものは必ず参考にするようにしています。そのコーヒー豆に合った淹れ方を教えてくれているので、そこは素直にプロがおすすめしてくれる淹れ方を真似しておいしくいただきます。